外食が高血圧に与える影響
高血圧と食事は密接に関係しています。高血圧の人が外食をしなければならないとき、どのような点に注意すべきか考えてみましょう。外食のメニューは、食事がすすむように濃い味付けでカロリー高め、そして野菜が少なめというのが定番で、高血圧の人にはお勧めできないものがたくさんあります。
高血圧の人が一番気をつけなければならない塩分も外食メニューにはかなり多く含まれていて、ラーメンなら6g、カツ丼では7gと、1食で1日の塩分摂取量6gを超えてしまいます。野菜の摂取が難しい外食では和定食がお勧めですが、和食でも干物や煮物、漬物など塩分が多いメニューもたくさんありますので、高血圧の人は野菜サラダを選択するなどの注意が必要です。
また、高血圧は肥満との関係もありますので、肥満につながる揚げ物の摂取にも気を使う必要があります。
高血圧に多大な影響を及ぼす塩分
高血圧の人が塩分を摂り過ぎると良くないと言われますが、どのような点が良くないのでしょうか。
体の細胞にはナトリウムポンプという機能があります。これは、カリウムとナトリウムのミネラル濃度を適切に保とうとする機能で、余分な塩分のナトリウムが入ると排出しようとします。
高血圧の人が塩分を過剰摂取すると、このナトリウムポンプが過剰に働き、機能が衰えてしまいます。この機能が衰えると、水を引き込む性質を持つナトリウムの濃度が高くなります。つまり、血管内部に水が入り込んでむくみを生じ、血管の内部の幅を狭くしてしまい、血圧は上昇傾向となり、高血圧の症状は悪化してしまうのです。
高血圧には体内の塩分濃度を保つ事が重要です。近年、高血圧患者が増えている原因には、快適な生活で汗をかく機会が減り、ナトリウムの排出が上手くできなくなったことがあります。
筋肉や血管を収縮させる性質
塩分の調節は腎臓も行いますが、塩分濃度が高い状態では腎機能も上手く機能せず、血圧が上がり高血圧となってしまいます。また、塩分は交感神経を活性させる作用も持っており、交感神経が活性すると血管収縮が促され、血圧が上昇するため、高血圧の人にとって塩分は大敵なのです。
さらに、ナトリウム自体の持つ性質に、筋肉や血管を収縮させる性質があり、高血圧に限らず塩分の過剰摂取は体へ大きな負担となるのです。食生活を見直し、特に高血圧の人は塩分をとりすぎないよう気をつけましょう。
食べ方を工夫して
高血圧につながるメニューでは食べ方も工夫しなければなりません。例えば、揚げ物は衣をはずすこと、麺類の汁は残すこと、ドレッシングはかけすぎないことなどが考えられます。高血圧の人は普段からなるべく素材の味に慣れておくことが大切です。
高血圧の人は飲み物にも気を使う必要があります。血圧を上昇させると言われているコーラや糖分多めのソフトドリンクは避けたほうが良いでしょう。